野口晴哉著『治療の書』 昭和52年 全生発行 P24「気楽に最後の瞬間まで死ぬことを忘れて活き活き生くること望ましきこと也~中略~死に切るまで死ぬこと忘れゐるは自然也」
現代は何かを成し遂げる事が最上という価値観があります自我は生き残る手段であって人生の目的ではございません
生命の本質は樹のようにただ生きる事です
樹を育てるのにも観察、見守る事が重要であって必要のない(機度間)で弄ったら顕著に枯れます
生物は動き、変化するので、多少本能と違っても簡単には死にませんが機度間を違えれば気去り(腐り)、気枯れ(穢れ)ます
気楽に最後まで活き活き生きる生命の尊重を忘れぬ為にも樹楽と名付けました
野口晴哉氏が作った整体という言葉。本来は感受性を整える事です。動き続ける私たちにとって正しい姿勢はありません。私たちが見ているのはその人の生きる力、活力であり元気です。
人は重力、空気等様々な影響を受けます。外界と上手に付き合っていく身体の目安です。
何が良い悪いではなく、自身が心地よく生きていける生き方を模索します
一瞬一瞬を全力で生きるという事です。本能に従った活き活きとした生き方です。
不調の原因を正そうとはしません。自身が知り、認めるだけで心身は変わっていきます。
健康に良くないからと禁止しません。依存と欲するは違います。タバコが百害あって一利なしとは考えません。
頭と交感神経が優位に働きやすい現代においてタバコやカフェインのような[毒]を欲するときもあります。
タバコが無いと落ち着かない煙や臭いで人に迷惑をかけるというのは問題ですが時にタバコの[毒]の刺激を使うのもありです。
山の中で生きる事が自然で生きる事ではないです。人間社会も自然の一部です。時代によって変化し、適応する普通の生活が自然に生きるという事です。